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「ザベネチアンマカオリゾート」世界最大級のカジノフロア!ベネチアを模したテーマホテル

ザベネチアンマカオリゾートの概要

「ザ ベネチアン マカオ リゾート」は、マカオ半島の南側のタイパ島とコロアネ島の間に作られた埋立地「コタイ地区」に建ちます。客室は約3000あり、すべてがスイートルーム。ショッピングモールは350もの店舗を抱え、レストランは150店舗もあります。4つのプールとミニゴルフコースもあり、さらにワールドクラスのスポーツイベントやコンサートが連日開催される15,000席のアリーナ、1,780席の劇場、そして世界的な会議や展示会に対応するコンベンションスペースとが揃います。

そして、特筆すべきは世界最大を誇る5万1000㎡のカジノスペース!「ザ ベネチアン マカオ リゾート」は、超大規模な統合型カジノリゾートなのです。

Photo by Niall Kennedy

マカオ・コタイ地区の統合型巨大カジノリゾートの先陣

「ザ ベネチアン マカオ リゾート」、コタイ地区の開発プロジェクトの先陣を切り、アメリカのラスベガス・サンズ社によって建設されました。サンズ社はシンガポールの「マリーナベイ・サンズ」でもおなじみ、カジノリゾート運営の雄として知られる一大企業です。

このカジノの開業前年の2006年には、マカオ全体のカジノの売上高が、アメリカのラスベガスを抜いて世界1位になりました。このニュースも弾みがついたのでしょう、「ザ ベネチアン マカオ リゾート」は2007年8月の開業の際、1週間で50万人を超える来訪者を記録したそうです。

ザベネチアンマカオリゾートの魅力とは

ベネチアの観光名所が凝縮されたテーマホテル。本家ラスベガスより大きい

「ザ ベネチアン マカオ リゾート」は、イタリアの観光地「ベネチア」を模したテーマホテルです。サンマルコ広場、鐘楼、ドゥカーレ宮殿、リアルト橋もベネチアのそれとそっくり。そしてショッピングモールはベネチアの水路と街並みに似せて作られており、ゴンドラとゴンドリーエまでがそっくりに再現されています。宮殿内部にいるかのような豪華な回廊と丸天井も見ものです。

ちなみにアメリカ・ラスベガスにも、このホテルによく似た「ザ ベネチアン リゾート」があり、先に建てられたのはそちらです(1999年)。しかしカジノやショッピングセンターなど統合型施設としての規模はマカオの方が大きく、決して二番煎じの存在ではありません。また2021年、ラスベガス・サンズ社はこのラスベガスのリゾートを売却してラスベガスから撤退しており、今後はアジア圏に注力されることになるようです。

ヨーロッパの疑似体験ができる「コタイ・ストリップ」のカジノリゾート群

マカオへのカジノ旅行を計画するとき、大いに迷うのが滞在エリアです。ポルトガル植民地時代の情緒が世界遺産ともなっている旧市街の「マカオ半島」か、近代的なカジノリゾートエリアとして開発が進む「コタイ地区」か。どちらにもそれぞれ大きな魅力があります。

コタイ地区には、イタリアの観光地ベネチアを模したこの「ザ ベネチアン マカオ リゾート」のほか、イギリスのロンドンがモチーフの「ザ ロンドナー ホテル」、フランスのパリがモチーフの「ザ パリジャンマカオ」もあり、これらはいずれもサンズ・リゾーツ・マカオによって運営されています。

ラスベガスでカジノリゾートが林立する「ストリップ大通り」の名前をもらって「コタイ・トリップ」との通りも作られたほどですから、まさにマカオのコタイ地区は「アジアのラスベガス」を体現しつつあるようです。

全室がスイート、短期滞在プラン、レイトチェックアウト、喫煙可の客室も

「ザ ベネチアン マカオ リゾート」の客室はすべてスイートルーム仕様で、客室数は約3000あります。2泊から適用されるスペシャルプランもあり、短期間の旅行しかできない日本人にも便利。公式サイト(https://reserve.sandsresortsmacao.com/)で予約したときは、レイトチェックアウト(14:00)も適用されるようです。

また、世界的に全館禁煙のホテルが増えている中、禁煙/喫煙ルームの選択があることも特徴といえるでしょう。

ザベネチアンマカオリゾートのお部屋紹介 

全室がスイートルームの「ザ ベネチアン マカオ リゾート」。公式予約サイトで検索すると、ほとんどの客室が70㎡で、ベッドの数と眺望の違い、禁煙/喫煙かで選べます。巨大リゾートにしては部屋カテゴリが選びやすいです。

Bella Deluxe-Cotai 1 King bed, Cotai view room 70㎡

イタリア語で「Bella」は美しい、の意味。その名のとおりの美しくてすっきりとしたインテリアです。ちなみに、価格が一番安いカテゴリの客室で、これです!
ベッドルームの様子です。

リビングエリアの拡大です。コタイ・ストリップビューのお部屋なので、窓の外には隣の「ザ パリジャンマカオ」のエッフェル塔が見えます。素敵ですね!

広々としたゴージャスなバスルーム。シャワーブースは右手前、その隣にバスタブが分かれてついています。そして洗面台とは別に、左手前に、座ってお化粧ができるスペースがありますね。これは女性にとって地味にポイントが高いです。女子旅にもよさそうです。

Bella Deluxe-Cotai 2 Queen Beds  70㎡

クイーンサイズのベッド2台の客室です。面積は同じですが、ベッドが2台あってもゆったりとした印象ですね。なお、リビングとバスルームは先の写真と同じです。

Premio Bella Suite 2 Queen Beds 70㎡

「Premio」はイタリア語で「ご褒美」の意味があるようです。まさにご褒美旅行にピッタリのお部屋かもしれません。

リビングエリアです。リラックスできそうです。

バスルームの様子です。安定のゴージャス感ですね。

予約の仕方が分かりませんでしたが(予約サイトで選べない)、ワンベッドルームスイートもあるようです。

Famiglia Suite お子様連れ旅行向け、リビングエリアがびっくり! 70㎡

実は、客室について調べながら、館内写真に子供向けの施設が多いことが気になっていました。ここは、カジノリゾートでありながら、お子様連れ旅行客の獲得にも力を入れているようです。

ファミリー向けのスイートルームはときどきありますが、これは珍しいと思いましたのでご紹介します。寝室エリアはいたって普通と言えるのですが…

リビングエリアが、完全に子供部屋になっています!!これは子供がはしゃいじゃいますね。

ザベネチアンマカオリゾートのカジノ

世界最大級5万1000㎡のカジノスペース。そこに2000台以上のスロットマシンと、マカオで知られているほぼすべてのゲームを楽しめるゲームマシンが整然と設置されています。クラップス、ルーレット、シック ボー、ブラックジャックなど、テーブルゲームのゲームマシンもたくさんあることも、このカジノの特徴です。

ちなみにマカオのカジノでは、マカオの通貨「パタカ」ではなく「香港ドル」(以下「ドル」と表記)が流通しています。これは、ここへ香港からの富裕層が多く訪れるからだということです。

スロットマシンは、0.05~10ドルから楽しめます。ゲームマシンでのクラップス、ルーレット、大小は10ドルからと、カジノ初心者でも比較的気軽に挑戦できます。ブラックジャックは50ドルです。

一方、ディーラーが仕切るゲームテーブルは300以上ありますが、 ほとんどのテーブルのミニマムベッドは、500ドル(約9500円)と少々高めです。ブラックジャック、ポーカー、クラップスなど楽しめます。個人的に残念だと思ったのはルーレット。 Inside(数字1つずつに賭ける)は100ドル、Outside(赤か黒か、奇数か偶数かなどに賭ける)は500ドルと、あまり気軽に参加できる金額ではありません。

それから、マカオのカジノで特に人気の「バカラ」は、ハイリミットルームでのみ提供されており、ミニマムベッドは5000ドルだということです。

ザベネチアンマカオリゾートのその他特徴を紹介

350以上のショップ「ショップス・アット・ベネチアン」と150以上のレストラン

もう、これだけの数になると紹介しきれないのですが、「ザ ベネチアン マカオ リゾート」を訪れれば、とにかく世界中のものがなんでも揃います。

ショッピングモール「ショップス・アット・ベネチアン」は、ラスベガスのグランドキャナル・ショップス同様に、ベネチアの街並みや水路が再現され、街並みがショップになっています。

レストランは、中国料理、広東料理、飲茶、麺料理、アジア各国料理、日本料理、フランス料理、イタリア料理、アメリカ料理、などなど。本場の広東料理や点心、飲茶を味わいたいのはもちろんですが、

興味深いところでは、ポルトガル植民地時代からマカオに伝わる、ポルトガルの伝統料理もぜひおすすめしておきたいところです。

ゴンドラライドと没入型デジタルアート「teamLab SuperNature Macao」

客室の紹介のところで述べたとおり、お子様連れ旅行客獲得に力を注いでいる風も見られる「ザ ベネチアン マカオ リゾート」。大人も子供も楽しめるアトラクションとしては、ゴンドラに乗って水路を巡る「ゴンドラ ライド」と、体感型デジタルアートの「SuperNature Macao」があります。

ゴンドラ ライドは、乗船料10パタカ(約200円)だそうですので、ぜひ気軽に乗ってみてください。私が過去に本物のベネチアで1時間ゴンドラに揺られたときには、ひどい船酔いになってしまったのですが、ここの乗船時間は10分程度だそうなので酔わずに済むと思います。

没入型デジタルアートは日本の「teamLab」が制作したものです。シンガポールのマリーナベイ・サンズの作品も有名ですね。入場料は288パタカ(約5500円)。宿泊客は30%割引で利用できます。さらにそのチケットをレストランで提示すると、利用料金が15%割引になるそうです。
https://www.venetianmacao.com/entertainment/teamlab.html

様子が分かる動画がありました。これがすべてバーチャルの映像だなんて、すごいですね!
https://www.teamlab.art/jp/e/macao/

移動の際のアドバイス 目的地を素早く伝えるには「紙に漢字で大きく書く」

マカオでは、カジノリゾートの多くがリゾート間の無料シャトルバスを運行しています。うまく利用すれば、コタイとマカオ本島間の移動も無料でできます。しかし「うまく利用」できるかどうかは別の話…。時間が限られる旅程の中で、広いリゾートの敷地の乗り場を探して延々と歩いたり、バスが来るのを待ったりする時間はもったいない、それよりはタクシー!と思ってしまった私のように、マカオでは高い確率でタクシーの利用機会があると思います。

行き先を告げる際ですが、発音しても通じづらいので、「紙に漢字を書いたものを見せる」のが一番確実でした。大きく太く書くのがコツです!スマホの画面を見せた方がより早いときは、ぜひ拡大して見せてあげてください。

ご紹介しきれていないこともまだたくさんありますが、マカオに訪れる機会が巡ってきたら、ぜひこれらの情報も参考にして、「ザ ベネチアン マカオ リゾート」での滞在を満喫していただければと思います!

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