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ザ コスモポリタン オブ ラスベガスの概要
ラスベガス観光の中心エリア「フォー・コーナー」至近(徒歩8分)、隣は「ベラージオ」、斜め向かいは「パリス」、「ショップス・アット・クリスタルズ」と「ミラクルマイル・ショップス」も歩道橋でつながっていてすぐ、という絶好の立地にある「ザ コスモポリタン オブ ラスベガス」。マリオットの最高ランクのホテルブランド「Autograph Collection」でもあり、館内と客室にはさまざまなモダンアートやデジタルアートが溢れる、現代的でクールなデザイナーズ・ホテル&カジノです。
ラスベガスの有名カジノホテルのほとんどは、世界のどこかの有名観光地を徹底的に模したなんらかのテーマ性があり、それが見どころとなっています。一方で「ザ コスモポリタン オブ ラスベガス」にはそのようなテーマは特に設定されていません。
客室数は約3000。キッチンがついたお部屋が多いのは、当初の予定がホテルを目的として建てられたものではなかったため(後述)ですが、カジノフロアを通らずに客室へ行ける構造も、通りから近くて便利であるとして話題になっています。ラスベガスの最高級ホテル中でも最高のホテルとの評価もあり、宿泊料金が高いことだけが唯一のネックで、それ以外は非常に評判の高いホテル&カジノです。
リーマンショックを乗り越えて「新築」されたホテル
「ラスベガスに新しいホテルができた」といっても、買収などによるリニューアルオープンがほとんどで、建物の基礎は昔のままのホテルが多いです。そんな中「ザ コスモポリタン オブ ラスベガス」この地に新築された新しいホテルです。
当初は超高級分譲マンション(コンドミニアム)物件になる予定で建設が進められていました。しかし2008年のリーマンショックによってマンションの分譲価格は暴落。買い手がつかなくなり、建設途中で建物が放り出される危機にさらされました。しかしその後、コンドミニアムとして販売することあきらめて、ホテルとして運営することに方向転換、2010年12月にオープンしたという経緯があります。50階建てという超高層、オフィスビルのような外観に加え、ラスベガスには珍しいベランダ(バルコニー)が8割の客室についていることも大きく話題になりました。
ザ コスモポリタン オブ ラスベガスの魅力とは
ラスベガスには珍しい「バルコニー」があるから楽しめることがある
ラスベガスのこれまでのホテルの客室は、カジノで散財して絶望した人が飛び降り自殺しないようにとの配慮から、客室の窓は開かない作りにされ、バルコニーなど論外でした。しかし2006年にオープンした「ザ シグネチャー アット MGM グランド」のバルコニー付き客室が珍しいと話題になった(私もわざわざ泊まりに行きました)あたりから、「タブー」との認識は変わっていったように思います。リーマンショックになる前、「発売と同時に飛ぶように売れる」といわれてどんどん建設される高級分譲コンドミニアムにも、バルコニーが設置されるようになりました。
「ザ コスモポリタン オブ ラスベガス」の客室にもバルコニーがあります。住居として設計された名残がいまやこのホテルの特徴、そして大きな魅力になっています。
バルコニーで冷えたシャンパンを飲みながら、このような景色が見られるのは、このホテルにバルコニーがあるからこそ、できることです!
ストリップ大通りの中でも最も活気のあるエリアに立地
「ザ コスモポリタン オブ ラスベガス」には、「ファウンテン・ビュー」との客室カテゴリがあり、先の写真にもあるとおり、ベラージオの噴水がよく見えるお部屋があります。このホテルはラスベガスで日本人に人気の高い「ベラージオ」の隣に位置するホテルなのです。斜め向かいは「パリス」。ここも日本人に人気が高いホテルです。この辺りは「フォー・コーナー」と呼ばれ、ラスベガス観光の中心地です!
北側の隣は超高級ショッピングモール「ザ・ショップス・アット・クリスタルズ」で、向かいには比較的庶民派のショッピングモール「ミラクルマイル・ショップス」があり、どちらも2階エリアから続く歩道橋を渡ればすぐ、と非常に便利です。
ザ コスモポリタン オブ ラスベガスのお部屋紹介
「ザ コスモポリタン オブ ラスベガス」のすべての客室内には、複数のモダンアートが飾られており、都会的でクールな雰囲気が特徴となっています。
また、これもコンドミニアムの名残で、簡易キッチンがついており、過ごしやすい作りにできています。(一方では、キッチンなしの部屋への改造も進んでいるそうですが…。あった方が何かと便利なのですけれどね。)
CITY ROOM 43㎡
クイーンサイズベッド2つの明るくて開放的な客室です。
シャワーブースの壁にまでアートが!
CITY STUDIO 59㎡
「スイート」とは呼びませんが、広いリビングがついたステューディオのお部屋です。さすがデザイナーズ・ホテル、なかなか出会えない類のインテリアではないでしょうか。
落ち着いて見ると機能的には普通なのですが、こんなバスルームも見たことがありません!
スイートルーム
TWO BEDROOM CITY SUITE 150㎡
キングサイズベッド1台のお部屋と、クイーンサイズベッド2台の寝室がそれぞれあるスイートルームの1キングベッドの客室の様子です。お部屋によって異なる個性的な絵画がインテリアの要になっています。
この浴槽は、深くて中に腰掛けるところもあるそうです。お風呂に浸かりながらストリップ大通りの夜景や噴水ショーの鑑賞ができるなんて、最高ですね!
アクセシビリティに配慮したスイートルーム 112㎡
WRAPAROUND TERRACE SUITE FOUNTAIN VIEW ACCESSIBLEは、噴水ビューかつ、アクセシビリティに配慮されたバリアフリー対応のお部屋です。
左奥にキチネットも見えます。ところでカテゴリーの名前の「WRAPAROUND」とは「WRAP-AROUND」、パノラマビューを楽しめるお部屋ということのようです。とにかくゴージャスなラスベガスの景色を満喫しながらの滞在ができるということです!
ザ コスモポリタン オブ ラスベガスのカジノ
通りから建物へのドアを開けて入ると、いきなりカジノフロア。天井が吹き抜けになっており、眩いシャンデリアが目に飛び込んできます。カジノフロアの敷地は9500㎡あるそうです。
スロットマシンやビデオポーカーのマシンは約1300台あり、ミニマムベットは1セントから500ドルまで。カジノ初心者からシリアス・ギャンブラーにまで対応しています。
エレガントな雰囲気の「ハイリミット・スロット・ラウンジ」もあります。
テーブルゲームは、クラップス、ルーレット、ブラックジャックはじめおなじみのゲームを10種類楽しめます。
さらにミニマムベット100ドルの「ハイリミット・テーブルゲーム・ラウンジ」では、バカラ、ミニバカラ、シングルゼロ ルーレット、ブラックジャックなど17種類のゲームを楽しめます。
LED ビデオスクリーンと数十台のテレビ画面が完備されたスポーツバー「The BetMGM Sportsbook & Lounge」で盛り上がるのはいかがでしょうか。年間何千というスポーツブックに参加できるそうです!
ザ コスモポリタン オブ ラスベガスのその他特徴を紹介
個性的なモダン・フュージョン・レストランが大集結!
「ザ コスモポリタン オブ ラスベガス」には、最高級からカジュアルに楽しめるカフェ、フードコートまで、計20種類のレストランとカフェが揃っています。
このカジノリゾート全体のコンセプトに沿うような、モダンで少々奇抜な類のフュージョン料理のレストランも豊富です。例えば、チャイニーズとメキシカンのミックス「CHINA POBLANO」、アジアン・アメリカンの「MOMOFUKU」、そして「SUPERFRICO」はイタリアンとアメリカンがミックスされた「サイケデリックな」(公式サイトより)レストラン。写真を見る限り、料理は奇抜ではなく安心して食べられそうですが、店内ではラスベガスらしくアッと驚くパフォーマンスもあるようです。それから、LAのセレブの間でブームになった朝食の卵料理で有名な「EGGSLUT」もあります。
それから滞在中にぜひ一度はトライしていただきたい、ラスベガス名物「バフェ」(食べ放題のレストラン)は、「WICKED SPOON」があります。
砂漠の街なのに、スケートリンクが!「The Ice Rink」
えっ、ラスベガスに雪?そして、スケートを楽しんでいる人たちがいます!でも熱帯の椰子の木もすぐ横にありますね…。これがラスベガスの冬です。確かに、1月に訪れた時にはコートと手袋が必要でした。スケートを楽しむアトラクションも、アリだと思います。
「ザ コスモポリタン オブ ラスベガス」には、冬期間、スケートリンク「The Ice Rink」が登場します。2023年は、12月2日にオープン予定で2024年1月2日まで楽しめます。開催時間は日によって曜日によって少々変動しますが、月~金は16:00~22:00、土日は12:00~22:00。クリスマスは夜中まで、などなど。入場料はスケート靴のレンタル料込みで1日30ドルです。
そしてなんと、アトラクションとして人工の雪が降ります!さすが、この徹底ぶりがベガスらしさです。雪が降るのは19:00~23:00、30分おきだそうです。
https://www.cosmopolitanlasvegas.com/ice-rink
このような巨大クリスマスツリーも登場して、砂漠の真ん中の街もすっかりクリスマスの雰囲気になります!
このスケートリンク、夏の間は話題のプールです。「Boulevard Pool」
「ザ コスモポリタン オブ ラスベガス」のプール「Boulevard Pool」は、「ブルバード(大通り)」との名の通り、ラスベガスで大通りに一番近いところにあるプールとして話題になっています。ラスベガスといえばゴージャスなプールをウリにしているリゾートが多いですが、こちらのプールももちろんゴージャス。有料ですが、カバナやデイベッドも利用できます。
日焼けしたい方限定になりますが、水に浸かりながら寝そべることができるデイベッドもあります。ここが、冬はスケートリンクになるなんて、想像できないかもしれませんね。
ご紹介しきれていないこともまだたくさんありますが、ラスベガスに訪れる機会が巡ってきたら、ぜひこれらの情報も参考にして、「ザ コスモポリタン オブ ラスベガス」での滞在を満喫していただければと思います!