「シンガポール旅行で必要な持ち物は?」「逆に持っていけないものはある?」といった疑問をお持ちではないでしょうか。
シンガポールに限らず、海外旅行ではどのような持ち物が必要か、なかなかわからない方もいるかと思います。また、国によって規制されているものや、飛行機に持ち込めないものもあるため、持ち物をチェックしておくことは大切です。
そこで本記事では、シンガポール旅行の持ち物をリストにまとめました。また、シンガポールに持っていけないものや、飛行機に持ち込めないものも紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。
Contents
シンガポール旅行の持ち物リスト

シンガポール旅行では、日本とは異なる気候や文化、ホテル設備などに合わせた準備が必要です。
ここでは、実際にシンガポールへ旅をした人の声も参考にしながら、持っていくべきアイテムを「必需品」「ほぼ必須」「あると便利」の3カテゴリで整理しました。
必需品(出入国書類など)
まずは、これがないと出入国ができないという基本の持ち物です。旅行前に忘れ物がないか、必ずチェックしておきましょう。
持ち物(必需品) | 補足・理由 |
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パスポート | 有効期限は6か月以上が必要。コピーも別に用意しておくと安心。 |
電子入国カード・健康申告書 | ICAのWebサイトで事前提出必須 |
ビザ | 観光目的で30日以内の滞在は基本不要(滞在目的によっては必要な場合もある)。 |
航空券(eチケット) | スマホや紙で提示できるよう準備しておく。念の為コピーもあると安心。 |
ホテル・施設の予約確認書 | 印刷またはスクショを保存。オフラインでも確認できるようにしておく。 |
現金(シンガポールドル・日本円) | 屋台やローカル店では現金しか使えないこともあるため必須。 |
クレジットカード(デビットカード) | JCBは非対応な店が多いため、VISAかMastercard推奨。 |
海外旅行保険の加入証明書 | 医療費が高額になる可能性があるため。書類の印刷も推奨 |
ほぼ必須の持ち物
続いて、ほぼ必須の持ち物を紹介します。ないと困るものが多いので、チェックしてみてください。
持ち物(ほぼ必須) | 補足・理由 |
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スマホ・充電器 | マップ・翻訳・配車アプリなど、旅の必需品。 |
モバイルバッテリー | 外出時のスマホ充電に。2台持ちもおすすめ。 |
インターネット環境 | SIMカード、WiFiレンタル、海外ローミングなどから選択。 |
変換プラグ(BFタイプ) | 日本のAタイプは使えないため必須(ホテルにより例外あり)。 |
医薬品・常備薬 | 飲み慣れた薬が安心。風邪薬・胃薬・目薬なども含む。 |
メガネ・コンタクト・ケア用品 | 現地購入が難しい人は忘れずに持参。 |
日焼け止め・虫除け・スキンケア用品 | 気候や肌トラブル対策に役立つ。 |
滞在日数分の着替え | 高温多湿な気候に合わせて、涼しい服を中心に準備。 |
EZ-Link(交通系ICカード) | MRTやバス、セントーサエクスプレスでも使える。 |
あると便利な持ち物
必須ではないものの、あると便利な持ち物を紹介します。快適に過ごすためにも、必要に応じて持っていきましょう。
持ち物(ほぼ必須) | 補足・理由 |
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ガイドブック(地球の歩き方など) | 基本情報やトラブル対処法なども掲載。電子書籍版も便利。 |
スーツケース | 目安:3泊=30〜49L、5泊=50〜79Lなど。TSAロック付き推奨。 |
スーツケースベルト | 荷物の目印や開閉防止に役立つ。 |
折りたたみバッグ・エコバッグ | お土産や買い物が増えたときに便利。 |
レインコート・折りたたみ傘 | 突然のスコール対策。 |
圧縮袋 | 衣類をコンパクトに収納。旅行用は丈夫で使いやすい。 |
室内用スリッパ | ホテルにない場合もあるため持参すると快適。 |
歯ブラシセット | アメニティがないホテルもあるため持参推奨。 |
箸・スプーン・フォーク | 惣菜やインスタント食品用。携帯用セットが便利。 |
暑さ対策グッズ | Tシャツ・短パン・帽子・携帯扇風機など。 |
防寒具(カーディガン・スウェットなど) | 機内や屋内は冷房が効いていて寒いことがある。 |
アイマスク・耳栓・ネックピロー・マスク | フライト中や移動中の快適さ向上に。 |
軽食・インスタント食品・お菓子 | 現地の味が合わないときや夜食に(持ち込み可否は要確認)。 |
育児用品 | おむつ・ベビーフード・着替え・抱っこ紐など(子連れ旅行向け)。 |
シンガポールに持っていけないもの

シンガポールは法律が非常に厳しく、違反すると高額の罰金や刑罰が科されることもあります。日本では問題ない物でも、シンガポールでは禁止されていることがあるので注意が必要です。
具体的には、次のような物を持って行かないようにしましょう。
持っていけないもの | 補足・理由 |
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電子タバコ、加熱式タバコ | IQOS、gloなど。 シンガポールでは使用・所持・持ち込みすべて違法であり、罰金最大2,000シンガポールドル。 |
ガム(チューインガム) | 原則禁止。ガムの吐き捨てなどによる路上の汚染を防止するため。 医療目的(ニコチンガムなど)を除いて持ち込み不可 |
ポルノ製品やわいせつ物 | 雑誌・映像・写真など、性的に露骨なものは禁止。 |
花火・クラッカーなどの爆発物 | 一部のスプレー缶(可燃性ガスを含むもの)も注意 |
模造銃・エアガン・スタンガン | 武器とみなされる可能性あり。所持で逮捕されることも。 |
ナイフやカッターなどの刃物 | 必要な場合は預け荷物に。機内・携帯は不可。 |
麻薬・薬物 | 極めて厳罰。 持ち込み・使用・所持で刑罰となり、密売目的など悪質な場合は死刑や終身刑になることも。 |
特に電子タバコやガムは日本人にとって当たり前のものなので、誤って持っていってしまわないように注意が必要です。
シンガポールの税関検査は非常に厳格です。「うっかり持っていた」は通用しないことが多いため、出発前に荷物を見直しましょう。
飛行機に持ち込めないもの

飛行機でシンガポールに向かう際には、機内持ち込みと預け荷物で持ち込めないものにも注意が必要です。
機内持ち込みNGなもの
下記のものは機内へ持ち込み禁止としている航空会社が多いので、持って行かない、もしくは預け荷物で問題ない物であれば、預け荷物の方に入れましょう。
機内持ち込みNGなもの | 補足・理由 |
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液体物で100mlを超えるもの | 飲料、化粧水、スプレーなど。100ml以下の容器に入れ、透明なジップロックに入れる必要あり。 |
刃物・ハサミ・工具類 | カッター、爪切り(大きいもの)、ドライバーなどもNG。 |
ライター・マッチ(複数) | 小型の物であれば、1人1個までは許可される航空会社もある(要確認)。 |
爆発物・可燃性物質 | 花火、ガス缶、キャンプ用燃料など。 |
バッテリー容量が大きすぎるモバイルバッテリー(160Wh以上) | 基本的に100Wh以下が安心。ラベルなどで確認しておく。 |
実際の禁止物は航空会社によって異なる場合もあるため、事前に確認しておくことをおすすめします。
また、よくあるのは、化粧品などの液体物が大容量のもので、没収されるケースです。持っていきたい方は預け荷物に入れるか、100均などで売っているような小型のボトル(100ml以下)に詰め替え、ジップロック等でまとめておきましょう。
預け荷物でNGなもの
海外旅行となると荷物も増えるため、大型のキャリーケースなどに荷物をまとめて航空会社に預ける方も多いかと思います。
しかし、預け荷物として入れるのが禁止されているものもあるため、事前に確認しておきましょう。
預け荷物でNGなもの | 補足・理由 |
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モバイルバッテリーやリチウムイオン電池 | 必ず手荷物として機内持ち込みに(預け荷物は不可)。 充電式のヘアアイロンなども含む。 |
ノートPC・タブレット・スマホ | 精密機器やバッテリー搭載機器はなるべく手荷物へ。 |
現金・貴重品 | 紛失や盗難のリスクがあるため、スーツケースには入れない。 |
酒類(過剰な量) | 持ち込み制限あり。免税範囲を超えると申告義務あり。 |
スプレー缶・可燃性ガスが含まれる物 | ヘアスプレーやボディースプレーなどは要注意。 |
武器類・弾薬 | 警察などの許可がない限り、所持そのものが違法に。 |
まとめ

本記事では、シンガポール旅行の持ち物・持っていけないものを紹介しました。
シンガポールは世界でも特にルールが厳しい国のひとつです。日本では普通のアイテムでも、持ち込み禁止のものが多く存在します。特に電子タバコ、ガム、ポルノ、爆発物などは、所持しているだけで罰金・逮捕・最悪の場合は刑罰対象になります。
また、飛行機の機内持ち込み・預け荷物についても、液体・バッテリー・刃物類などには要注意です。出発前に、航空会社・外務省・シンガポール入国管理庁の情報を必ずチェックして、安全で安心な旅を楽しみましょう!