Contents
ソフィテルマカオ at ポンテ16の概要
マカオ半島のウォーターフロントに位置する「ソフィテルマカオ at ポンテ16」。ホテル名の「ポンテ」は、ポルトガルで「橋」の意味があり、「ポンテ16」の意味は、「16番桟橋」とでもいえるでしょう。このエリアはポルトガル植民地時代から港湾の中心地として栄えていた、マカオの歴史的にも重要な場所です。
ここに建つカジノ、ホテル、レストラン、バー、フィットネス センター、スイミング プール、パーティー会場などを備えた複合施設が「ソフィテルマカオ at ポンテ16」であり「ポンテ16リゾート・マカオ」です。ちなみに、現在「ポンテ16」というと、ここのカジノのことを指します。
ポルトガルの雰囲気が随所に残るマカオに、ソフィテルという、フランス系のホテルチェーン「アコーホテルズ」の最高級ブランドのホテル。ヨーロッパの香りもこの地にしっくりなじみ、洗練された雰囲気が高い存在感を誇ります。
蛇足ですが「ソフィテル」は一時期、日本の上野にもあって、私は大好きだったのですが、4年ほどでなくなってしまいました。フランスのエレガンスが絶妙に効いたこのホテル、ぜひ機会があったらマカオで体験してみていただきたいと思います。
ソフィテルマカオ at ポンテ16の魅力とは
ウォーターフロントのカジノ。金運や財運をもたらす水の神がついている?
「風水」が重んじられるマカオにおいて、ウォーターフロントにある「ポンテ16リゾート・マカオ」のカジノは、金運や財運をもたらす水の神「水龍」が住むところに近いからと、縁起が良いカジノとされています。
私はこのホテルに滞在したことがあるのですが、何も知らずに当初、街の夜景が見られてよいかと「シティビュー」の客室を予約していました。しかし当日チェックインしたら、リバービューのお部屋に通されました。フロントに確認したら「カジノのツキが良くなるように、アップグレードしてお部屋をご用意いたしました」とのこと。風水や水龍の話も、そこで聞いたわけなのです。
カジノフロアの記憶としては、中国からの観光客でしょうか出稼ぎでしょうか。「生活がかかってる!」表情と雰囲気のシリアス・ギャンブラーが多くいたことが印象に残っています。神頼み?
世界文化遺産「マカオ歴史市街地区」観光スポットのほとんどにすべてに徒歩で行ける
長年ポルトガルの植民地であったマカオ。植民地時代に建てられたポルトガル風の建築物と広場、そして街並みは、集合遺産「マカオ歴史市街地区」として世界文化遺産に登録されています。
「ソフィテルマカオ at ポンテ16」は、その世界遺産の観光スポットの多くに、徒歩でアクセスできるという抜群の立地にあります。
こちらはそのひとつ、ホテルから徒歩7分の「セナド広場」です。
私がマカオへ旅行した際にこのホテルを選んだ理由も、「カジノと世界遺産、両方を楽しめる」からでした。実際に世界遺産の観光スポットのうち22か所を、1日で観光することができましたよ!
以下の地図は、ホテルと世界遺産スポットの位置関係を表したものです。番号が世界遺産の位置です。ぜひ旅行の計画の参考にしてみてください。
引用: https://www.macaotourism.gov.mo/ja/sightseeing/macao-world-heritage
ソフィテルマカオ at ポンテ16のお部屋紹介
「ソフィテルマカオ at ポンテ16」の客室数は408。いずれもフランスのエスプリを感じるエレガントで落ち着いたインテリアです。ゆったりと寛げます。
スーペリアルーム、シティビュー 37㎡
私が見られなかった景色、マカオの街が一望できるお部屋です。うーん、やはりこちらにも泊まりたかったなぁ。
バスルームには、シャワーブースとは分かれてバスタブもついています。
ラグジュアリールーム、リバービュー 37㎡
マットレスの堅さも上掛けの厚さもちょうどよくて、とても快適なベッドです。(実体験からの感想)
スイートルーム
ジュニアスイート Club Millésime 72㎡
キングサイズベッド1台か、クイーンサイズベッド2台かを選べます。眺望はシティビューかリバービューです。Club Millésime のラウンジ(後述)へのアクセスも可能です。
プレステージスイート Club Millésime 80㎡
マンションアットソフィテル 1 Bedroom, Club Millésime 120~262㎡
スイートよりも上のカテゴリには、ヴィラタイプの「マンション」というカテゴリの客室もあります。お部屋の広さは120㎡が最小で、さまざまあります。クラブラウンジへのアクセスもできます。
マンションアットソフィテル 2 Bedroom, Club Millésime 140~222㎡
ヴィラカテゴリのバスルームは、景色を楽しみながらくつろげる大きな丸いバスタブがついています。リクエストしておけば(もちろん有料ですが)写真のようなフラワーバスも楽しめます。
ソフィテルClub Millésime のラウンジとは
Club Millésimeは、世界中のソフィテルブランドのホテルにあるビジネス・ラグジュアリー・ラウンジです。客室カテゴリにClub Millésimeとあるものは、このクラブラウンジでのサービスも含まれることを意味します。
ソフィテルマカオ at ポンテ16のClub Millésimeラウンジは17階にあり、素晴らしい眺め。ここで毎日、バフェスタイルの朝食とアフタヌーンティー、夕方にはカクテルが無料で提供されています。
ソフィテルマカオ at ポンテ16のカジノ
ポンテ16のカジノフロアの敷地は25000㎡も!あるそうです。
メインエリアにはスロットマシンやビデオポーカーをはじめとしたゲームマシンが307台あります。テーブルゲームは109あり、「バカラ」専用のテーブルが多いことが特徴で、「スリーカード・バカラ」も楽しめます。
そのほか、アメリカン・ルーレット、ブラックジャック、また、中国で長く親しまれてきたカジノゲームといわれている「ファン・タン」「バイ・ゴウ」「大小(シックボー)」といったゲームもあることが特徴です。
ソフィテルマカオ at ポンテ16のその他特徴を紹介
なぜマカオでマイケル・ジャクソン?「MJギャラリー・アット・ポンテ16」
「MJ」とは、アメリカのキング・オブ・ポップ、ご存知マイケル・ジャクソンのことです。
マカオとマイケル・ジャクソンに、一体どんなつながりが?と思う方も多いと思います。聞いたところによると、このホテルのオーナーが彼のファンで、オークションで落札した彼の遺品をはじめとした個人的なコレクションを展示しているのだそうです。
一番有名な展示品は「マイケル・ジャクソンが1983年に、初めてムーンウオークを披露した時にはめていた、クリスタルをちりばめた手袋」で、これは2009年11月、ニューヨークのオークションで、31万USドルで落札されたものです。他にもいくつかのステージ衣装のほか、壁一面に大きなマイケル・ジャクソンの写真がたくさん飾られ、スクリーンでは映像も流れています。生前のマイケル・ジャクソンを知っているファンだったら、泣いてしまうかもしれません。これだけの博物館が無料で観覧できます。
さらには、ギャラリーを降りたところに「MJカフェ」もあります。「伝説のキング・オブ・ポップに敬意を表した赤と黒のテーマ」の店内には、7台のダーツマシンとシャッフルボードがあり、大勢でわいわい盛り上がれます。ピザやスパゲティ、スナックなどをカジュアルに楽しめるほか、毎晩20:00~01:00は、188パタカ(約3500円)ワインとビールが飲み放題になるプランも提供されています。
カジュアルチャイニーズから本格フレンチ、フュージョンと多彩なレストラン
「ソフィテルマカオ at ポンテ16」には、マカオと中国とフランスの味を楽しめるレストランやカフェがいろいろと揃っています。例えば「Sixteen Eight Restaurant」は、カジノフロアのG階にあり、お粥や麺料理をはじめ、本格的な広東料理と上海料理を気軽に味わえるレストラン。
「Privé」は、クラシカルな本格フランス料理を味わえるレストラン。フレンチの定番料理のテイスティングメニューもあります。
「Le Chinois」はホテルの最上階にあり、内港とスカイラインの眺望を楽しみながら、本場の広東料理をフランス風のスタイリッシュな盛り付けで味わえる中国料理レストランです。
朝食、ランチ、ディナーとメニューが変わり、一日中バフェを楽しめるレストラン「Mistral」もあります。
「RendezVous Lobby Bar」は私も滞在中に何度か利用しましたが、いつも静かでゆったりとしていて、落ち着いておいしいカクテルを楽しめました。なおここでは、お酒だけでなくフランス式のアフタヌーンティーセットやケーキなども楽しめるそうです。
フランス式ホテルのおしゃれな朝食ルームサービス
実は「ソフィテルマカオ at ポンテ16」は、朝食ルームサービスもおすすめなんです。
クラブラウンジで無料の朝食バフェを利用できる方は逆に、この体験ができないことになるのですが、ルームサービスで朝食をオーダーすると、特別なリクエストはしなくても、ロマンチックにバラの花など添えられてワゴンで運ばれてきます(実経験談)。カップルでの滞在やハネムーンにもおすすめできます。
コンチネンタル、カントニーズ、フレンチなどの朝食セットだけでなく、マカオならではのおいしいコンジー(お粥)などもメニューにあります。このお粥が本当においしかった!(また経験談)また朝食セットメニューは、一人前注文すれば2人でおなか一杯になる量でした。
ホテルの外に出れば、安くておいしい、マカオならではの朝食の選択肢もたくさんあるのですが、旅先で、出かけるための身支度をせずに食事を取れることがどれほど楽か!特に女性は、一度知ってしまうとしばらく病みつきになると思います。
なお朝食に限らず、ランチもディナーも本格的なメニューが充実しています。まさに「インルーム・ダイニング」です。
https://d2e5ushqwiltxm.cloudfront.net/wp-content/uploads/sites/100/2023/05/08025259/20230508-IN-ROOM-DINING-MENU_2023-165×232-1.pdf
余力(時間)があったら、フランス式の施術を体験できるスパへぜひ
「ソフィテルマカオ at ポンテ16」の6階にある「So SPA with L’Occitane」。日本でも人気の高い「ロクシンタン」の製品が使われており、フランスの美容学の考え方を取り入れたスパメニューが豊富に取り揃えられています。設備も施術もコストパフォーマンスも、非常に評判が良いスパです。
フランス式、とは言いながらトルコ式の浴場のハマムまであります。温かい石の上に寝そべって、体を洗ってもらう体験ができます。
カップルマッサージももちろんアレンジ可能です。ただし2部屋しかない(全部で6部屋しかない)ので、予約は早めにしたほうがよさそうです。ちなみに、宿泊客でなくても利用できます。
https://d2e5ushqwiltxm.cloudfront.net/wp-content/uploads/sites/100/2023/04/12104247/20230406-SPA-MENU.pdf
マカオ旅行は、カジノ、世界遺産観光、ショッピングなど忙しい旅程になりがちですが、もし時間に余裕ができたらぜひ行ってみてください。旅の疲れもすっきりと取れますよ。
ご紹介しきれていないこともまだたくさんありますが、マカオに訪れる機会が巡ってきたら、ぜひこれらの情報も参考にして、「ソフィテルマカオ at ポンテ16」での滞在を満喫していただければと思います!