活気あふれるベトナム南部の都市・ホーチミン。
観光やグルメを楽しむ人々で賑わうこの街には、実は外国人向けのカジノ施設も存在します。

ベトナムではカジノが合法化されているとはいえ、利用にはいくつかの条件があり、注意点も多いです。

この記事では、ホーチミンで安心して楽しめるカジノ併設ホテル3選と、服装やパスポート携帯のルールなど、カジノ利用時の注意点をわかりやすく解説します。

ホーチミンでちょっと大人な遊びを体験したい方は、ぜひ参考にしてください。

ホーチミンのカジノの特徴とは？

ホーチミンにあるカジノは、どれも外国人向けに整備された安心・安全な施設ばかりです。

ベトナム全土でカジノの規制は比較的厳しいものの、都市部では外国人観光客を受け入れる合法的なカジノがいくつか存在します。

ここでは、初めてホーチミンでカジノを訪れる方にもわかりやすく、その基本的な特徴を解説します。

外国人専用

ベトナムのカジノは、原則として外国人専用です。

これは国の法律で定められており、現地のベトナム人は利用できません（一部例外あり）。

カジノの入口では、パスポートによる年齢確認と国籍確認が行われ、21歳未満は入場できません。

「現地で少しだけ体験してみたい」と思っている旅行者にとっては、セキュリティが高く、観光客向けに整備された空間であるため、比較的安心して利用できます。

主にホテル併設型

ホーチミンのカジノは、高級ホテルや大型ホテルに併設されているケースが主流です。

個別の大規模カジノ施設はほとんどなく、観光・宿泊とセットで楽しむスタイルが一般的です。

そのため、宿泊者でなくても利用可能ですが、ホテルのフロントやスタッフに一言声をかけてから入場するのがスマートです。

また、併設カジノは比較的小規模で、スロットマシン中心や、バカラ・ルーレット・ブラックジャックなどが少数台設置されているような構成が多くなっています。

ドレスコードやチップ制度について

ホーチミンのカジノには厳格なドレスコードはありませんが、TPOは求められます。

タンクトップ、サンダル、短パンなどのカジュアルすぎる服装は避けるべきです。

少なくとも、襟付きシャツやスニーカー程度のきれいめカジュアルが無難です。

また、チップの習慣は日本にはありませんが、ベトナムのカジノではディーラーに小額のチップを渡すことが一般的です。

必須ではないものの、スマートな振る舞いとして意識しておくと良いでしょう。

ホーチミンでおすすめのカジノホテル3選

実際にカジノを体験するなら、ホテル併設型の施設がおすすめです。

宿泊者以外でも利用可能な施設が多く、観光の拠点としても便利な立地にあります。
ここでは、旅行者にとって特に評判が良く、サービス面・立地面・雰囲気のすべてでバランスの取れたカジノホテルを3つ厳選してご紹介します。

レックス ホテル

【特徴】

• ベトナム戦争時代から営業する老舗 5 つ星ホテルで、歴史的ランドマークとして知られる
• 目抜き通りのドンコイ通りとグエンフエ通りが交差するホーチミン随一の好立地
• 重厚なコロニアル様式と最新設備が融合したクラシック×ラグジュアリーな内装

ドンコイ通りの街路樹を見下ろすロビーに一歩足を踏み入れると、黄金色のシャンデリアと深紅のカーペットが放つ気品に圧倒されます。
創業はフランス統治時代（旧「ルックスアン・ホテル」）、ベトナム戦争期には各国ジャーナリストが詰めかけた歴史の舞台でもありました。
現在は 286 室の客室に会議室・スパ・プールを備えた 5 つ星ホテルとしてアップグレード。

カジノフロア「Rex Gaming Club」はこぢんまりとしながらもバカラやルーレットなど主要テーブルをカバーし、初心者でも落ち着いてゲームを楽しめる雰囲気です。
立地の良さゆえショッピングや観光との組み合わせがしやすく、「初めてホーチミンでカジノを体験したい」という旅行者に最適な一軒と言えるでしょう。

ラマナ ホテル サイゴン

【特徴】

• 空港から車で約 10 分、ビジネス・レジャー双方に便利な 4 つ星ホテル
• プール・スパ・多目的バンケットを備え、コストパフォーマンスに優れる
• カジノフロア「Ramana Club」はスロット主体ながら多彩なテーブルゲームも設置

District 3 の住宅街に位置するラマナ ホテルは、中心部の喧騒からやや離れつつもタクシーで数分という絶妙なロケーション。
館内はウッド調の暖色インテリアで統一され、南国らしい開放感もありながら、レートを抑えた宿泊料金が人気です。

カジノエリアは 24 時間営業で、スロットの台数が多い一方、ドラゴンタイガーやバカラなど東南アジアで人気の高いゲームもひと通り網羅。
空港利用の合間や、市街観光を終えた後に移動のストレスなく立ち寄れるカジュアルさが強みです。

レストランやスパが同フロアにまとまっているため、プレー後にそのまま食事やリラクゼーションを楽しむ「ワンストップ型」の滞在が可能です。

イースティン グランド ホテル サイゴン

【特徴】

• タンソンニャット国際空港〜市内中心部の中間、移動時間を最小化できる 5 つ星
• 白を基調としたモダン内装と大理石ロビーで、ビジネス客にも好評
• カジノエリア「Club Royale」はスロット中心で、ライトユーザー向けに設計

フーニャン区のメインストリート Nguyen Van Troi 通り沿いに建つイースティン グランドは、空港から車で 15 分、市街の主要観光地へも 10〜20 分圏内という利便性が強み。
客室は 268 室で全室 30㎡ 以上、遮音性の高い二重窓を採用し、フライト前後でも静かに休める設計です。

カジノ「Club Royale」は 17:00 から深夜までの営業時間で、スロットを中心に電子ルーレットやミニバカラなどが置かれており、カジュアルにゲームを楽しみたい層にマッチします。

ホテル内の「Mot Hai Bar」や日本食レストラン「Yoji」など食の選択肢も多く、短期滞在で「空港近くに泊まりつつ少しだけカジノを体験したい」というニーズにぴったりです。

ホーチミンのカジノを利用する際の注意点

ホーチミンのカジノは、外国人観光客にとっては比較的安全かつ快適な遊び場ですが、いくつかの基本的なルールや注意点を把握しておくことがトラブル回避の鍵となります。

ここでは、カジノを安心して楽しむために知っておきたいポイントを3つに分けて解説します。

パスポートは常に携帯する

ホーチミンに限らず、ベトナム国内のカジノはすべて「外国人専用」として運営されています。
そのため、入場時には必ずパスポート（原本）の提示が義務付けられており、コピーやスマートフォン上の画像では通用しません。

セキュリティチェックの際に年齢や国籍の確認があり、21歳未満の方は入場不可です。
入場時にトラブルにならないためにも、外出時には常にパスポートを携帯しましょう。

また、ホテルのセーフティボックスに預けっぱなしにしていると、急にカジノに行きたくなった際に入れないというケースも。
とはいえ、高級カジノホテル内は比較的安全とはいえ、持ち歩く際は盗難・紛失のリスクに注意し、必ず身に着けておくことが基本です。

両替と現金管理に注意

カジノでは、米ドル（USD）やベトナムドン（VND）が使えることが多いものの、施設によって異なるため、事前に公式サイトやフロントで確認しておくと安心です。

中にはカジノ内に換金所（エクスチェンジ）が設けられている施設もありますが、一般的にレートは街中の両替所よりも割高なことが多いです。

特に注意したいのが、現金の持ち歩き方です。
スリや盗難のリスクを考慮すると、一度に高額を持ち歩かず、必要な分だけこまめに両替するのが賢明です。

また、クレジットカードで現地通貨を引き出せるATMも増えているため、カード利用でリスクを分散するのも有効な手段です。

あらかじめ「今日はどれくらい使うか」を決めておくと、ギャンブルでの使いすぎ防止にもつながり、金銭面でのトラブルを避けられます。

治安は良好だが油断は禁物

ホーチミン市内の中心部（District 1や3）は、観光地として整備されており、比較的治安の良いエリアです。
特に高級ホテルやカジノのあるエリアでは警備員の配置もあり、トラブルに巻き込まれる可能性は低めと言えます。

とはいえ、油断は禁物です。
夜遅くなるほど、観光客を狙ったスリ、置き引き、悪質なタクシーやバイクタクシー（セーオム）のトラブルも報告されています。

財布をズボンの後ろポケットに入れたまま歩く、スマホを片手に持っているなど、注意力が下がる行動は避けましょう。

また、飲酒後に歩いて帰るのは危険なため、移動には配車アプリ「Grab（グラブ）」の利用を強く推奨します。
Grabは事前に料金が決まるためぼったくりの心配がなく、英語や翻訳アプリが不要な簡単操作で利用可能です。

さらに、ホテルのスタッフや地元の人に「夜に行くべきでないエリア」などの情報を聞いておくと、より安心して滞在を楽しめます。

まとめ

ホーチミンでのカジノ体験は、ホテル併設型という安心感と、外国人専用という明確なルールのもと、初心者でも楽しみやすい環境が整っています。

• カジノに入るにはパスポートが必須
• 服装やマナーもある程度意識しよう
• 治安対策や現金管理にも配慮を

この記事で紹介した3つのホテルは、いずれも信頼できる施設ばかりです。

観光やグルメに加えて、少し大人の夜遊びを楽しみたい方は、ぜひホーチミンのカジノホテルを訪れてみてください。